結婚相談所の成婚率は比較できない|24社の公式表記を実査して分かったこと
最終更新: 2026年9月22日
結論:24社を実査した結果
- ●当サイトがレビューした24社のうち、成婚率の数値を公表していたのは8社だけ。2社は条件つきの表現、残り14社は非公表でした。
- ●公表値は27%〜86.1%と3倍以上の開き。しかし分母も対象期間もバラバラで、そのまま比べられる数字ではありません。
- ●多くの相談所で「成婚」は入籍ではなく婚約して退会すること。成婚率は「結婚できた率」ではなく「婚約して卒業した率」です。
- ●見るべきは数字ではなく注記。①定義 ②分母 ③対象期間 ④自分のコースが対象か——の4点を無料相談で確認しましょう。
※本ページの数値は、当サイトが各社の公式サイトを実査して記録したものです(確認日は表に明記)。掲載内容は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイト・無料相談でご確認ください。
24社の成婚率 公式表記一覧(確認日つき)
当サイトがレビューしている24社について、公式サイトに記載されていた成婚率の表記と、そこに添えられていた算出の定義をそのまま記録しました。数値がなかった場合は「非公表」と書いています(推定値や他サイトの数字で埋めることはしていません)。
| 相談所 | 公式の表記 | 算出の定義・注記 | 当サイト確認日 |
|---|---|---|---|
| ウェルスマ | 86.1% | 「1年以内成婚率」として公称 | 2026年7月31日 |
| エクセレンス青山 | 85.7% | 自社公称。2019年実績として掲載 | 2026年7月31日 |
| 東京フォリパートナー | 71.5% | 直近1年(2025年7月〜2026年7月)の成婚退会者 ÷ 全退会者(相談所以外での成婚を除く) | 2026年7月31日 |
| ブライダルチューリップ | 60%以上 | 自社公称(算出の定義は公式ページに記載) | 2026年7月 |
| nikoブライダル | 56.3% | 2025年1〜12月の成婚退会人数 ÷ 全退会人数 | 2026年7月7日 |
| FIORE(フィオーレ) | 52.8% | 自社発表 | 2026年5月 |
| naco-do(ナコード) | 41.3% | 自社発表 | 2026年7月5日 |
| エン婚活エージェント | 30%以上 | 「6ヶ月以上活動した会員のうち30%以上が成婚」という活動期間つきの表現。率そのものは非公開 | 2026年7月5日 |
| パートナーエージェント | 27% | 2022年10月〜2023年3月のコンシェルジュコース・エグゼクティブコースにおける成婚退会者数 ÷ 総退会者数(公式注記・2026年9月22日再確認) | 2026年9月6日 |
| IBJメンバーズ | 成婚退会者の割合 1/2以上 | %ではなく「割合」として公称 | 2026年1月 |
| ベルロード縁結びサポート | 非公表 | %数値なし。「成婚期間平均7ヶ月」「99%がお見合い実施」を公称。成婚の定義は『互いに結婚する意思を持つこと(プロポーズの受諾)』とFAQに明記 | 2026年8月6日 |
| P!っと縁結び | 非公表 | 成婚の定義は「婚約またはそれと同等の状態」と明記 | 2026年8月6日 |
| Code For Marriage | 非公表 | IBJの成婚定義に準拠 | 2026年8月17日 |
| 流山おおたかの森の相談所 | 非公表 | IBJの成婚定義に準拠 | 2026年7月 |
| マリッジプロ | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年8月17日 |
| ヒーローマリッジ | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年7月 |
| オーネット | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年9月5日 |
| ツヴァイ | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年9月5日 |
| サンマリエ | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年9月6日 |
| ムスベル | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年6月 |
| リングベル | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年6月 |
| スマリッジ | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年5月 |
| マーズカフェ | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年5月 |
| 結婚相談所セブン | 非公表 | 公式サイトに数値の記載を確認できず | 2026年5月 |
※数値はいずれも各社の自社公称値です。第三者による検証を経た数字ではありません。確認日以降に各社が表記を変更している可能性があります。
なぜ横並びで比べられないのか(実例)
同じ「成婚率」という言葉でも、中身が違います。実査で定義まで確認できた3社を並べると、違いがはっきりします。
パートナーエージェント 27%
公式の注記は「2022年10月〜2023年3月のコンシェルジュコースとエグゼクティブコースにおける成婚退会者数 ÷ 総退会者数」(2026年9月22日に公式サイトで再確認)。 対象期間が限定されており、全コースではなく上位2コースのみが対象です。数字の低さ=実力が低い、という意味ではなく、分母の取り方が厳しめであることの表れとも読めます。
東京フォリパートナー 71.5%
「直近1年(2025年7月〜2026年7月)の成婚退会者 ÷ 全退会者、ただし相談所以外での成婚を除く」と定義が明示されています。分母の考え方はパートナーエージェントと近い一方、対象期間が新しく、コース限定もありません。
ウェルスマ 86.1%(1年以内成婚率)
こちらは「1年以内成婚率」という別の指標です。活動期間で区切った数字なので、退会者ベースの成婚率とは分母がそもそも違います。 エン婚活エージェントの「6ヶ月以上活動した会員のうち30%以上が成婚」も同じく活動期間つきの表現で、退会者ベースの数字と直接は比較できません。
※このように、分母(総退会者数/全会員数/特定コース)・対象期間・対象者の条件が各社で異なります。「A社70%、B社27%だからA社のほうが良い」とは言えません。
そもそも「成婚」とは何を指すのか
実査の中で、成婚の定義を公式に明記している相談所がありました。たとえばベルロード縁結びサポートはFAQで「互いに結婚する意思を持つこと(プロポーズの受諾)」、P!っと縁結びは「婚約またはそれと同等の状態」と定めています(いずれも2026年8月6日確認)。
つまり入籍は成婚の条件に含まれていないのが一般的です。ここが「成婚率=結婚できる確率」と誤解されやすい最大のポイントで、成婚後に破局した場合の扱いは数字に反映されません。
また、IBJ加盟の相談所(Code For Marriageや流山おおたかの森の相談所など)は連盟の成婚定義に準拠しており、個社の独自定義ではありません。加盟連盟を確認すると、定義の背景が見えることがあります。
入会前に確認したい4つの質問
「御社の「成婚」はどの時点を指しますか?」
婚約か、真剣交際の開始か、入籍か。ここが違えば数字の意味が変わります。
「その成婚率の分母は何ですか?」
総退会者数/全会員数/特定コースの退会者数。分母が変われば率は大きく動きます。
「いつからいつまでの実績ですか?」
数年前の実績がそのまま掲載されている例もあります。最新の実績かを確認しましょう。
「私が入るコースはその集計に含まれますか?」
上位コース限定の数字であれば、自分が入るコースの実績とは限りません。
この4つに明快に答えられる相談所は、少なくとも自社の実績を正しく把握しています。逆に、資料にも公式サイトにも注記がなく、質問にも答えが曖昧な場合は、その数字を判断材料にしないのが安全です。
成婚率より先に見るべきもの
比較可能性という意味では、成婚率よりも料金の総額のほうがはるかに確実な判断材料です。入会金・月会費・お見合い料・成婚料の合計は、各社の公式表記から同じ条件で積み上げられます。
よくある質問
結婚相談所の成婚率はどれくらいが普通ですか?
「普通」と言える基準はありません。当サイトが実査した24社では、数値を公表していたのは9社だけで、27%〜86.1%と3倍以上の開きがありました。ただしこの数字は横並びで比べられるものではなく、分母(総退会者数か、全会員数か、特定コースの退会者数か)と対象期間が各社で異なります。数字の大小ではなく、算出の定義まで見て判断してください。
成婚率の「からくり」とは何ですか?
多くの相談所で「成婚」は入籍ではなく『婚約(プロポーズの受諾)して退会すること』を指します。つまり成婚率は「結婚できた率」ではなく「婚約して卒業した率」です。加えて、分母が『総退会者数』だと途中でやめた人が多いほど率は下がり、対象を上位コースに限定すれば率は上がります。当サイトの実査でも、パートナーエージェントの公式注記は『2022年10月〜2023年3月のコンシェルジュコース・エグゼクティブコースにおける成婚退会者数÷総退会者数』でした(2026年9月22日確認)。数字だけでなく、この注記を読むことが重要です。
成婚率を公表していない相談所は避けたほうがいいですか?
いいえ、そうとは限りません。当サイトの実査では、オーネット・ツヴァイ・サンマリエといった大手を含む15社が数値を公表していませんでした。定義が統一されていない指標を出さない判断は、むしろ誠実な姿勢とも言えます。逆に、成婚の定義(婚約なのか入籍なのか)をFAQで明示している相談所は、公表の有無にかかわらず情報開示の姿勢が確認できます。
入会前に成婚率について何を確認すればいいですか?
①成婚の定義(婚約か、入籍か、真剣交際の開始か) ②分母(総退会者数か、全会員数か、特定コースか) ③対象期間(いつからいつまでの実績か) ④自分が入るコースが対象に含まれるか——の4点です。無料相談でこの4つを質問し、答えられない、または資料に注記がない場合は、その数字を判断材料にしないのが安全です。
成婚率以外に何を見て選べばいいですか?
料金の総額(入会金・月会費・お見合い料・成婚料の合計)、会員層が自分の希望と合うか、サポート範囲、退会・休会の条件です。当サイトでは各社の料金を確認日つきで一覧化しているほか、Googleマップの実測データをもとに地域ごとの相談所も掲載しています。複数社の無料相談で比べるのが確実です。
この記事の監修者
鈴木 真理子(すずき まりこ)
大手結婚相談所でカウンセラーとして6年間勤務し、300組以上の成婚をサポート。利用者目線で最適な結婚相談所選びをお手伝いします。